在宅の仕事と子育て 試行錯誤の5年間

在宅で翻訳の仕事を初めて5年が経ちます。

今思うと本当にあっという間でしたが・・・、本当に試行錯誤しながらの5年間でした。

仕事を始めたきっかけ

我が家には子供が2人います。

長男はやさしく、何事にも慎重でマイペースです。

弟はチャレンジ精神旺盛で、人なつっこいですが、意外と繊細です。

長男は昔から人見知りが激しく、何をするにも慎重。幼稚園に入園後、なかなか園生活に馴染めず、ベテランの先生から「転勤族で、これから色々な幼稚園や小学校に転校するのは〇〇くんにとっては少しきついかもしれませんね(もちろん今の段階での意見ですので、ゆっくり見守っていきましょう)」と言われました(結構ショックでした・・・)。夫にもその都度相談し、もしかしたら早い段階で単身赴任をしてもらうか、もし転勤のない仕事に転職するんだったら応援するという気持ちは伝えていました。

頭では、子供の性格だからゆっくり見守ろうと分かってはいるものの、やはり他の子が元気にチャレンジしている傍で、事ある毎に「泣いて何もできない」息子を見て私も歯がゆくなることも多く、当時はつい余計なことを言ってしまっていたと思います。子供はまだ3才なのに、子供の今の姿を受け入れてあげることより「私の育て方が悪かったのではないか」と自分を責めて、子供がどうすれば変わるかという事ばかり考えていました。(傲慢な母親です・・・)

あるとき、幼稚園との面談で先生から、「お母さんが心配ばかりしていると子供にもその不安が伝染しますよ(笑)」と言われ、「はっ」と我に返り、子供の目先の成長ばかりに気をとられすぎていた自分に気づきました。

子供に執着している自分に気づき、このままじゃ、子供にとっても自分にとっても良くないと思い、前から仕事はしたいと思っていたので、子供に何かあったとき(転校したくないと言い出したり・・・)に選択肢を増やせるように「仕事をしてお金だけでも貯めておこう」と仕事を始めたのがこの時期です。

仕事をはじめての変化 私と長男

仕事を少しずつはじめて(夜中だけですが・・・)、私自身が子供以外の事に目を向けることができるようになったことで本当に心が楽になりました(多分長男も)。自分でお金を稼げるようになったことに対する少しの自信と、外のいろいろな世界とのつながりができたことで、自分自身の考え方も大きく変りました。客観的に子供をみれるようになったことで、「できないこと」よりも「できるようになったこと」に目がいくようになり、「こんなことに興味があるんだ」と気づいたり、子供に対する見方が大きく変ったことで、子供の行動にいちいち口を出さずに「待てる」ようになりました。

子供も少しずつですが、自分の殻を破って色々な事にチャレンジができるようになってきました。

8才になった今でも、基本的な性格は変わりませんが(発表などは苦手で、参観日に先生に当てられたら「ちょっと今日は・・・」と断っていました(苦笑))、小学校に入ってからは、はじめてのことに対して少し「もじもじ」はするものの、泣くこともなく、友達と楽しくやっているようです。ここ数年で、ロボット教室や水泳など自分から何かをやりたいと言いだしたことも本当に嬉しい出来事でした。

 

仕事が増えて忙しい私と寂しい次男

次男が幼稚園に入園した頃から少しずつ仕事が増え始めました。基本的には子供達が幼稚園に行っている間におわる量の仕事しか受けないと決めていたのですが、次男が入園して半年が過ぎた頃、はじめて大型案件で5万字(納期が約2週間)の仕事の依頼があり、チャンスだ!と思い切って依頼を受けました。

私は家にいるし、「大丈夫だろう」という軽い気持ちでしたが、初めての大型案件に私もきっとピリピリしていたでしょうし、次男はまだ2才でお母さんに構って欲しい時期でしたので、口には出しませんでしたが、きっとすごく我慢していたのだと思います。

最初は幼稚園に行きたくないから始まり、幼稚園でもずっと泣いている、急に癇癪がでる、足の爪をかみ出すといった症状が次々に現れました。幼稚園の先生にも「お母さん、何か変ったことはないですか?」と聞かれ、「今、仕事が忙しくて・・・」と本当に申し訳ない気持ちで涙を堪えきれず大泣きしたのを覚えています。とにかく、仕事は受けた以上、途中で止めるわけにはいきませんでしたので、その案件が終った後は、子供達の様子(年齢、時期)を見ながら仕事をきちんと受けよう(一人で突っ走るのだけはやめよう)と思い今に至ります。

 

周りの翻訳者はどんどん前に進むけど・・・大丈夫。

仕事をはじめてから、いろいろな場所で同じような仕事をする方とのつながりが増えました。今の時代、ブログやツイッターなどさまざまなツールでお互いの仕事の様子などが分かります。独身の方、同じように子育て中の方、子育てが終わった方、家庭環境はそれぞれ、自分の仕事に当てられる時間もそれぞれ違います。仕事をはじめてから2年目終わりくらいまでは、周りのみんなも頑張ってるし、私も頑張らないとと、今年よりも来年、来年よりも再来年と前しか向いていない時期がありました。けれど、長男が小学校に上がり、次男も学年が上がり、幼稚園の役員や学校、子供会の行事などイベントが以前より増えたこと、学童や預かり保育も利用していないので、夏休みなども思うように仕事ができないことで、「今はそういう時」かなと割り切って子供の方を優先して仕事を入れています。きっと、一緒に同じ時間を共有して何かができるのもあと数年、あと3~4年もすれば親がうざったいという時期に入るはず・・・。もちろん、仕事時間や勉強時間だけを比較すれば他の翻訳者には到底かなわない、けれど少し戦い方を変えれば、違う強みが自分にはあるかもしれないと思っています。

 

このブログにも同じように小さな子供を育てながら、悩みながら、それでも在宅で仕事をしている方(在宅で仕事をしたい方)から、同じような悩みを寄せられることがあります。子育てに対する考えは人それぞれですので、自分が後悔しないような形をその都度選びながら柔軟に、その中でも、時々立ち止まりながら進んで行くしかないのかなと思っています。

さぁ、夕飯作ろうかな。

 

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